今回もGPU半田割れの修理事例のご紹介です。
ご依頼はパソコン販売店(ソフマップやドスパラ、PCDEPOTとかですかね)で売っている
ショップPCという類のパソコンです。
いわゆるメーカPCと異なり情報が少ないようですね。
承ったのはCLEVOというメーカが作っているM67SRUという機種です。
通常、工房やまだでGPU半田割れ修理のご依頼を承る際には
お客様に基板の状態に分解して頂いてお送り頂いております。
弊社はPC修理専業では無いため、PCの分解に少しばかり不慣れです。
ですが、どうしてもというお客様には有償でPC本体からの修理を受け付けております。
今回のCLEVO M67SRUはメーカサイトも無いですし、分解の手順が検索しても出てこないので
ご紹介させて頂きます。
まずPCを裏側にひっくり返します。
上の写真(クリックで大きくなります)の状態になるように以下の部分を取り外します。
CPU、メモリ部分のふた
HDD部分のふた
HDD
バッテリー
DVDドライブ
その後、写真にあるようにネジを取り外します。
ここで取り外すネジは3種類。
長いネジ20本と中位のネジ20本と短いネジ4本。
また、ネジ止めされていたCPUのヒートシンクとHDDのコネクタ基板も取り外します。
ネジを取り外し終わったら、コネクタをいくつか取り外します。
上の写真にあるように3箇所です。
次に側面(と言うか背面と言うか)です。
LCDのヒンジ近くに左右に1本ずつ、少し形状の異なるネジがあります。
頭の小さなネジです。取り外します。
これでかなりケースがゆるくなっているはずです。
ひっくり返して表側です。
キーボードがケースにツメ4本で引っかかっています。
精密ドライバーのマイナス等の硬くて平たいものでツメを押し込めます。
端から一つずつ取ればキーボードが浮いてくるはず。
まず、キーボードを取り外します。
上の写真はキーボードを取り外した後の状態ですが、左下のコネクタに接続されていました。
他の6箇所も全て取り外しておきます。
これでとケース上部がLCDごと取り外せます。
しかしLCDから伸びているケーブルが2本、基板の穴を通って裏面に抜けているので
それが引っかかってしまいます。
穴から抜いてやればケースが取れるはずです。
ケース上部を取り外すと上の写真のようになります。
中位のネジを9本取り外します。
側面のD-subコネクタのナット2本を取り外します。
イヤホン類の古基板からのケーブルをコネクタから取り外せば、
ケース下部から基板が取り外せるはずです。
これで分解完了です。
このヒートシンクの下に問題のGPUがあります。
もしこちらの機種のGPUリボール再実装作業をご依頼頂ける際には
上の写真+CPUのヒートシンクを付けた状態でお送り下さい。
(分解せずにご依頼頂く場合には通常のGPUリボール再実装費用に追加で分解費用を頂きます。)
動作確認しましたが、問題なく動作しました。
工房やまだではパソコンの画面表示エラーの原因である
GPU半田割れの修理を行っております。
法人、個人問わずにGPU半田クラック修理を受け付けております。
ご依頼はプリント基板の駆け込み寺 工房やまだまで!
TEL:0238-22-0771(平日8:30~17:30)
FAX:0238-26-2361
Email:info@koboyamada.jp
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